DTM音響機器レビュー

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ROLAND JUPITER-80

サウンドハウス



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ROLAND JUPITER-80を国内最低価格保証のサウンドハウスでみる

ROLAND JUPITER-80
オープンプライス予想価格300,000円前後
■■■ROLAND JUPITER-80機材情報■■■

ROLAND JUPITERといえば、誰もが認める
アナログ・シンセの銘機中の銘機!!
JUPITER-4に始まり、JUPITER-8、JUPITER-6、
MIDI音源のジュール版のSUPER JUPITERと、どれも数十年たった今でも
高い評価を得ています。
今でもなお熱烈なファンが多く、それらのユーザー要望により
Arturia JUPITER-8 V2などソフトウエア化され
そのサウンドは現在も使用されています。

それして今回、その数十年ぶりに本家RolandよりJUPITERの名を冠した
シンセサイザーJUPITER-80が発売されました。
JUPITERの名はローランドにとって特別な呼称であり
JUPITER-80への熱意と自信が感じられます。
それでは、早速レポートしていきたいと思います。

ROLAND JUPITER-80の最大の特徴とも言えるのは
音源部分がローランド独自のモデリング技術である
Behavior Modeling Technologyによって作られる
SuperNATURAL音源となったことではないかと思います。
今までは、RD-700NXなどのピアノ音源やFamtom-Gシリーズの
一部の音源など限定的に使用されてきましたが
ROLAND JUPITER-80ではすべての音源で使用され、
フルSuperNATURAL音源の初めてのシンセサイザーということになります。

ROLAND JUPITER-80のSuperNATURAL音源は大きく分けて
SuperNATURALアコースティック・トーンとSuperNATURALシンセ・トーンに
分けることが出来ると思います。
SuperNATURALアコースティック・トーンでは、その楽器音をモデリングするのは
もちろんのこと、プレーヤーのフレーズや、単音であるか和音であるかなどを
シンセサイザーが自動的に判断し、それぞれの用途に最適なサウンドを
発音させるようになっています。

それでは、アコースティック・トーンを見てみたいと思います。
まずは、アコースティック・ピアノ
今までの各社シンセサイザーでも、アコースティック・ピアノは
かなり力を入れており、素晴らしい音源が多いのですが
やはり、RolandRDシリーズやYAMAHA CP1などの
ステージ・ピアノと呼ばれている機器には一歩かなわない印象でした。
しかし、このROLAND JUPITER-80はRDシリーズの上位機種と
同じ音源が採用されているだけに、同クォリティの素晴らしい出音です。
鍵盤が76鍵の通常鍵盤ですので、RDシリーズ88鍵のピアノ鍵盤には及びませんが
このアコースティック・ピアノだけでも、十分価値のある商品といえます。

次にトランペットなどの管楽器系を見てみましょう
通常のシンセサイザーではでは、単純にベロシティだけで
サンプリングされたPCM音源が段階的に音色が変わるのに対して、
SuperNATURAL音源では実に滑らかに音色が変化していくのを
聞き取ることが出来ます。
マルチポイント・サンプリングなどのような、音域によりキャクターの変化も
全くないといっていいと思います
またPCM音源では再現が難しかったトリルなども
演奏する早さによって自動的に演奏に付加される用になっていますし
ピッチベンダーを使うと、今までのシンセサイザーでは
考えられないほど、リアルはグリスダウン・アップ奏法を演奏する事が出来ます。

さらにギター音色などは、同じタイミングで和音を押さえても、
人間がピックで弾いたように、リアルにばらけて発音されます。
もちろん奏法によりプリング・オフやハンマリング・オンなども
自在に表現することが可能、特にビックリしたのが、
アコースティック・ギターのフラメンコ演奏などで行われる、
指を複数弦に当てたバサッとした奏法も再現可能となっています。

打楽器系もとてもリアルです。
ティンパニーを例にとってみると、ベロシティによるリアルな強弱感は
もちろんですが、ベンダーを上げることによりな連打となります。
この連打も、シーケンサーなどで打ち込んだ連打とは全く異なり
本当に人間が演奏しているようなリアルな音が出てきます。
しかも、これらの奏法の違いはコントローラーの操作と
指1本で鍵盤を押さえるだけで再現することが出来るようになっています。

それでは、次はROLAND JUPITER-80
SuperNATURALシンセ・トーンについて見ていきたいと思います。
SuperNATURALシンセ・トーンをセレクトすると
ディスプレイにはRoland SH-01 GAIAのフロントパネル風
エディット画面が表示されます。
JUPITER-80のシンセトーンはプロセットだけでも
2000種類以上用意されていますが、Roland SH-01 GAIAのを
使用したことのある方、またはアナログ系のシンセサイザーを
使用したことのある方でしたらでしたら、
このタッチパネルのこの画面ですぐに1からの
音作りも出来ると思います。
このSuperNATURALシンセ・トーンは
アナログ・シンセサイザーならではのオシレーターやフィルターの
振る舞いを解析しモデリングした物で、バーチャル・アナログ・
シンセサイザーを、さらに1歩リアルなアナログ・シンセサイザーに
近づけた技術であると言えます。
実際、まっさらな状態でオシレータを聴くと、
本当にアナログ・シンセサイザーの質感です。
従来のバーチャル・アナログ・シンセサイザーは、単体で聴くと
高域や低域が必要以上に伸びすぎる傾向にあり
実際にオケの中に入ると、単体で聴くよりも
ちょっと印象が変わるという場合がありましたが
このROLAND JUPITER-80のオシレーターは
往年のアナログ・シンセサイザー同様、引き締まったサウンドで
オケの中に入ってもその存在感は変わることはないと思います。

JUPITER-80のシンセトーンの構成は
Roland SH-01 GAIAとほぼ同様で、オシレーター、フィルター、
アンプ、LFOからなる、それだけでも独立した1つのシンセサイザーが
3系統用意され、最大3つを重ねて音作りが可能となっています。
これに加えて、リング・モジュレーションや複雑な倍音を作り出す
WAVEシェイプ、Jupiter 8で好評だったUNISONモードも搭載されています。

オシレーターの波形はSAW、SQUARE、PULSE/PWM、
TRIANGLE、SINE、NOISE、とRoland特徴とも言える
SUPER SAWを搭載、その他にもJD800、D50、JX・XPシリーズなど
Roland歴代のデジタル・シンセサイザーのPCM波形を
350種類以上搭載しています。
フィルターは、ロー・パス、ハイ・パス、・バンドパス
ピーキングの4タイプ、-12dB / -24dBの切り替えが行えます。
専用のADSRエンベロープ・ジェネレーターも用意されています。
アンプ部はシンプルにADSRのシンプルな設計で、非常に使いやすくなっています。
このようにシンセトーンだけでも、単体製品として申し分ない
スペックを持っていると言えます。

ROLAND JUPITER-80では、これらのSuperNATURAL音源を
使用した、最小単位の音を「トーン」と呼びます。
このトーンにはそれぞれ、1つのエフェクトを独立して割り当てることが
出来るようになっており、それら4つのトーンと4つのエフェクトを
さらに、1つのリバーブ・エフェクトを組み合わせたものを、
ライブセットと呼んでいます。
このライブセットは、さらに「アッパー・ライブセット」と
「ロワー・ライブセット」、「ソロ・パート(トーン+コンプ+EQ/ディレイ)」と
「パーカッション・パート(トーン+コンプ+EQ/ディレイ)」の
合計4つのパート(合計10トーン)を鍵盤に割り当てて、
「レジストレーション」として使用することが出来るようになっています。
この「レジストレーション」は鍵盤の下に並んでいるボタンで
切り替えられるようになっています。

これらのSuperNATURAL音源を駆使してプログラムされた
音色の最大単位である「レジストレーション」を使用して
実際の演奏に使うわけですが、ROLAND JUPITER-80
「ライブ・シンセサイザー」と呼ばれているように
パフォーマンスでも様々な機能が搭載されていいます。
通常のシンセサイザーのプログラムのように、全鍵盤域で同じ音色が
発音されるプログラムには、アッパー、ロワーに同じ音色が割り当てられていて
1音色で演奏が出来るようになっています。
これだけでも、最低4つのトーンが発音していますので
ローランド特有のきらびやかで分厚いサウンドです。

そして、アッパー、ロワーに異なるライブセットがアサインされ
スプリットやレイヤーにによる音色も多数用意されています。
このような演奏の場合も最大同時発音数が256音ですので
音切れの心配なく演奏に集中できます。

それらのアッパー、ロワーパートに加え、ソロパート、パーカッション・パート
を加えた音色も多数用意されています。
これらの4つのパートを、両手だけで演奏するのは限界があると
思われるかもしれませんが、JUPITER-80では
工夫がなされています。
4つの音色を単純にスプリットで割り当てて、個々に状況に応じて演奏するのは
従来からも行われてきたことですが、JUPITER-80では
レイヤー時もソロパートは、現在押さえている一番高いノートだけが
発音するようになっています。
つまりアッパートーンにピアノなどのコードパートと
フルートなどのソロパートが同時にレイヤーで同時に発音するように
プログラムされているレジストレーションの場合
右手だけで、コードとメロディーを同時に演奏する事が出来ます。

それらの4つのパートは、フロントパネルの
各パートのON/OFFボタン、パートのレベル・スライダーが用意されていますので
瞬時に変えることが出来るようになっています。
さらに、各パートの音色切り換えもフロントパネルのボタンで
呼び出すことが出来ますので、液晶の画面切り換えや、
深い階層のページを呼び出すことなく「レジストレーション」の
設定が出来るのは素晴らしいと思います。
ライブのリハーサルでの急な音色変更はもとより、
本場中でも、曲間で「レジストレーション」のプログラム変更が
可能なのではないでしょうか。

その他にも、演奏を支援する機能が搭載されています。
プリセット=128 スタイル、ユーザー=128 スタイルのアルペジオや
左手のコードを認識して、右手のメロディーに最適なハモリを足してくれる
ハーモニー・インテリジェンス機能などが搭載されています。
アルペジオやハーモニー・インテリジェンスの設定も
レジストレーションに音色情報と一緒に記録できるようになっています。

さらにROLAND JUPITER-80用に新たに開発された
機能として「トーン・ブレンダー」があります。
この機能は液晶ディスプレー下のつまみやD ビーム・コントローラーにて
ライブ・セット内のトーン×4個の複数エディット・パラメーターを
同時に複数変化させる機能です。
いままでのシンセサイザーには、なかった全く新しい機能で
これに関しましては、言葉で表現するのは大変難しく
下にYouTubeへのリンクがありますのでそちらをご覧下さい。
確実に言えることは、今まで複雑なシーケンスを組んで表現していた
音色変化が、コントローラ1つで行うことが出来るのには驚きです。

そのほかにも細かい機能が満載で、とてもすべてを紹介するのは
困難ですが、それほどの多彩な機能を、
意識することなく簡単に操作でき、演奏に集中できるようになっている
インターフェイスは素晴らしいのひとことです。
ライブパフォーマンスでの使用を推薦している機種ですが
USB接続により、オーディオ・MIDIインターフェイス機能も搭載していますので
SuperNATURAL音源のアコースティックやシンセの忠実な再現性を利用して
レコーディングにも積極的に使っていただければと思います。



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■■■スペック■■■

●音源部
・最大同時発音数:256 音(音源負荷に依存して変化)
・パート数:4(アッパー、ロワー、ソロ、パーカッション)
・レジストレーション:256(プリロード・データを含む)
・ライブ・セット:2,560(プリロード・データを含む)
・エフェクト:
  ライブ・セット用(アッパー・パート、ロワー・パート)
  マルチエフェクト(MFX):4 系統(パラレル接続)、
  76 種類、アッパー/ロワー・パート独立で搭載(合計:8 系統)、
  リバーブ:1 系統、5 種類、アッパー/ロワー・パート独立で搭載
 (合計:2 系統)

  ソロ・パート、パーカッション・パート用、
  コンプレッサー+イコライザー+ディレイ:1 系統、
  ソロ/パーカッション・パート独立で搭載(合計:2 系統)、
  リバーブ:1 系統、5 種類

  マスター・エフェクト、4 バンド・イコライザー:1 系統

●USB メモリー・ソング・プレーヤー/レコーダー部
・トラック数: 1(ステレオ)
・再生可能ファイル・フォーマット オーディオ・ファイル:WAV、AIFF、MP3
・録音ファイル・フォーマット オーディオ・ファイル:
  WAV(44.1kHz、16 ビット・リニア、ステレオ)
・エフェクト 4 バンド・イコライザー:1 系統

●その他
・アルペジオ:プリセット=128 スタイル、ユーザー=128 スタイル
・ハーモニー・インテリジェンス:17 タイプ
・コントローラー:Dビーム・コントローラー
 ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバー
 アサイナブル・ボタン([S1]、[S2])
 アサイナブルつまみ([E1]~[E4])
 パート・レベル・スライダー(PERC、LOWER、UPPER、SOLO)
・ディスプレイ:グラフィック・カラーLCD、800×480 ドット(タッチ・パネル)
・接続端子 PHONES 端子(ステレオ標準タイプ)、MAIN OUT 端子(L、R)
 (XLR タイプ)、MAIN OUT 端子(L/MONO、R)(TRS 標準タイプ)、
 SUB OUT 端子(L、R)(標準タイプ)
 AUDIO IN 端子(ステレオ・ミニ・タイプ)
 DIGITAL AUDIO OUT(COAXIAL)端子
 FOOT PEDAL 端子(CTRL 1、CTRL 2、HOLD)
 MIDI 端子(IN、OUT、THRU)
 USB COMPUTER 端子(オーディオ/MIDI 対応)
 USB メモリー端子、AC IN 端子
・外形寸法 / 質量:幅(W) 1,231 mm x 奥行き(D) 439 mm x 高さ(H) 140 mm
・質量 17.7 kg

サンプリングCD・ムービー素材集LGR LABEL
http://www.lgril.com/









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