DTM音響機器レビュー

新旧DTM音響機器、プラグイン等の独自レビュー・情報・スペック等をご紹介致します

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YAMAHA MOTIF XF

サウンドハウス




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YAMAHA MOTIF XF6
オープンプライス予想価格240,000円前後
YAMAHA MOTIF XF7
オープンプライス予想価格260,000円前後
YAMAHA MOTIF XF8
オープンプライス予想価格300,000円前後

■■■YAMAHA MOTIF XF機材情報■■■

YAMAHAのデジタル・シンセの歴史を見てみると
あの有名なDX7、それの発展型のDX7II
ワークステーション型のSYシリーズ、さらにそれを発展させたEXシリーズ
そして、MOTIFシリーズと進化を遂げてきました。
MOTIFシリーズも初代MOTIFからMOTIF ES、MOTIF XS、
そして、今回ご紹介するMOTIF XFへと10年もの
長きにわたり、進化してきました。

YAMAHA MOTIF XFは鍵盤の違いで61鍵の
MOTIF XF6、76鍵のMOTIF XF7
88鍵ピアノ鍵盤のMOTIF XF8の3種類があります。
いわゆるワークステーション型シンセサイザーでシンセサイザー、ドラムマシン、
サンプラー、シーケンサー、DAWコントローラーなどの機能がまとめられています。
フロントパネルのインターフェイスも使いやすさがとても考えられている印象で
ライブパフォーマンスによく使われているMOTIFシリーズの
血統は重視されていると思います。

内蔵波形はXSより倍以上の741MBが搭載され、スタンダードな音色は
今まで以上に洗練され、また、これまでは弱かった音色が強化された印象です。
例えばグランドピアノなども、今までのフルコンサート・グランドの音色の他にも
コンパクトなグランドピアノが追加されていますし
クラビネットやハープシコード、アコーディオン音色など、
今まではGM用の音色としてしか位置づけられていない物が
バリエーションも含めて本格的に増強されています。
またその他にも、ライブパフォーマンス向けの音色を中心に
追加がなされている印象で、MOTIF XSに比べ、
より幅広い音色が用意されています。
実際に試聴した印象では、個人的に思っていたMOTIFシリーズの
クリアで芯のあるサウンドという印象はそのままに、
さらに、洗練された印象でした。
全体的には、サンプリング臭さがなくなり
いままで、弱かった音色をリニューアルし
より使えるサウンドになったと思いました。
たとえば、ストリングスなどは今まではローランドの音色や
ソフト音源の音色を使うことが多く、MOTIFシリーズのストリングは
あまり使用することがなかったのですが、
YAMAHA MOTIF XFのストリングは今までの印象とは
全く異なり、重厚なキャラクターに生まれ変わり
これでしたら、使ってみたくなる音色でした。

総音色は1353音色、パフォーマンスは512
このくらいになると、音色を探すだけでかなりの時間が必要となりますが
MOTIF XFでは、カテゴリーサーチ機能が装備されており
音色選択が楽に出来るように工夫されています。
構成は音色選択の場合はPiano、Organ、Bass、Stringsなどの
メインカテゴリーとサブカテゴリーで分類されていて、
パフォーマンスは、音楽ジャンルからも選択が出来るようになっていて
膨大なプログラムを素早くサーチできるようになっています。

それらの内蔵音色の他に、これまではDIMMメモリー装着による
オプションだった、サンプリング機能がデフォルトで内蔵されるようになりました。
メモリには128MBのSDRAMは内蔵され、本体のマイク対応のインプット端子から
サンプリングして、スライスやタイムストレッチ機能などを駆使して
サンプルを編集して使用するといった、サンプラーとしての機能が
本体だけで行うことが出来るようになっています。
サンプラー機能の音色は、SDRAMがのため、本体の電源を落とせば
消えてしまいますが、下記のフラッシュメモリー・エクスパンションモジュールを
増設することにより、データを保持することが出来るようになっています。

今回のYAMAHA MOTIF XFの目玉とも言えるのが
そのフラッシュメモリー・エクスパンションモジュール
「FL512M/FL1024M」による最大2GBの音色や
サンプリングデータの拡張が出来るようになった点です。
YMOTIF XFの”F”はこのフラッシュメモリの名に由来します。
このフラッシュメモリーは、ボーカルやギターなどの生演奏やループなどの
オーディオデータや音色データを取り込むことができます。
例えば、パソコンで制作したドラムサンプルなどを
フォルダにまとめて、フラッシュメモリーに転送すれば
自動的にマップを割り振って使用できる機能なども搭載しています。
フラッシュメモリー通常のメモリーのように電源を切ってもデータは保持されます。
内蔵の音色デーやとあわせれば、最大3GBもの膨大なデータを
電源投入時に瞬時に用意することが出来るようになっています。
また、専用のWebページから無料、有料も含め
音色ライブライがダウンロード出来るようなっていますので、
将来的な音色の追加も出来るようになっています。
主にDAW環境でオケを制作されている方でも
このYAMAHA MOTIF XFを使用し
主要サンプルをフラッシュメモリーに読み込ませておけば
パソコンと違い、電源を入れればすぐに音楽制作に
取りかかることが出来ますので、プリプロやデモ制作のツールとして
魅力的な機能であると思います。

YAMAHA MOTIF XFではこれらの、膨大な音色を
最大4つ使用してパフォーマンスを組んで
パフォーマンスモードで実際に演奏していくこととなります。
演奏する際の機能としては、豊富なパターンを持つ
アルペジエーターが強力な武器となります。
MOTIF XFのアルペジエーターはパターン数7800種類以上
1パフォーマンスに最大5パターンのアルペジオフレーズを
登録することが出来ますので、鍵盤で必要なコードを押さえるだけで
高度な演奏を行うことが出来るようになっています。
このアルペジオには、テクノやクラブミュージックで見られるような
通常のアルペジオパターンだけではなく
アコースティック楽器やドラム、打楽器などの「楽器奏法」が
高度にプログラミングされたパターンも用意されていますので、
単なる、アルペジオ演奏だけでなく、簡単に高度な演奏を
行うツールとしても使用することが出来るようになっています。

これらのサウンドにエフェクトを加えて実際に使用することとなりますが
MOTIF XFはエフェクトも本格的なものを備えています。
もともとYAMAHAはエフェクターでも定評がありましたが
このMOTIF XFには、あのSPX2000のリバーブ「REV-X」を
始め、アナログ回路をモデリングしたVCM技術を使った
コンプレーサー、EQ、フェイザー等を搭載
その他にも、ボコーダーやペダルワウなど、多彩なプログラムがあります。
エフェクターのエディットも、簡単にできるように考えられており
エフェクタープログラムを選べばディスプレイに
コンパクトエフェクター風のボディとつまみを持った
架空のエフェクターが表示され、わかりやすく調整できるようになっています。
実際に使ってみると、やはりリバーブは別格ですね
完全に単体エフェクターや、プラグインクラスの質感です。

もちろんシーケンサー機能も搭載
こちらはシーケンサーというよりもDAWソフトに近い感じで
基本的には16シーケンストラックとテンポトラック、シーントラックの
18トラック構成ですが、シーケンストラックはMIDIだけではなく
オーディオ(サンプリング)トラックとしても使用でき、さらにオーディオは
WAV/AIFFの読み込みにも対応
読み込んだオーディオデータをタイムスライス機能を使って分割し
BPMを同期させて、オーディオデータをMIDIデータのように
コントロールすることができます。
また、フレーズループ素材などは、あらかじめテンポ、拍子、小節数、拍数などを
指定しておけば、自動的にあわせる機能なども搭載されています。
マイク入力などからの直接録音は出来ないようですので
このあたりは改善をして欲しい点だと思います。

このような、本体だけで楽曲を制作し、録音まで高次元に行うことが出来る
MOTIF XFですが、外部と連携や
コントロール機能なども充実しています。
MOTIF XFのフロントパネルを見ると
長いストロークのフェーダーと整然と並んだノブが
まず目に入ると思います。
これらは、もちろん内蔵音源やミキサーのコントロールにも活躍しますが
USB端子で接続し、付属のヤマハ専用版「Cubase AI」はもちろんのこと、CAKEWALK Sonar、MOTU Digital Performerなどの
コントローラーとして使用することが出来るようになっています。
パソコンとの連携も万全です。
MOTIF XFの音色エディットやマルチ音源の設定などを
VSTプラグインとしてエディットできる「MOTIF XF Editor VST」が
用意されており、パソコンの大画面を利用した各種設定を行うことが出来ます。
またCubaseに搭載されているハードディスクにあるオーディオ素材や
音色データを一括で管理できる「MediaBay」と連携させれば
他のデータと同じようにMOTIF XFの音色を選択出来ます。
さらに、「MOTIF XF Editor VST」とMOTIF XF本体は
完全に同期していますので、どちらを操作しても
もう片方にすぐに反映されるようになっています。

このようにMOTIF XFは、楽曲を制作する上で
とても考えられた機能を満載しているといえます。
各社様々な個性的なシンセサイザーが発売されていますが
1から楽曲をを作り上げていくという音楽制作用途に最適なシンセだと思います。
それに加え、定評のある鍵盤タッチやライブ用途での機能や音色の追加がなされた
MOTIF XFは、様々な用途に柔軟にかつ高品位に対応できる
万人におすすめできる機種であると思います。
今の時代に、何が必要かということが本当に考えられて作られている印象でした。
筆者も実は長い間、RolandやKORGのシンセサイザーを愛用し
初代MOTIFの機能や音色にひかれて、購入...
以来メインマシンとしてMOTIFシリーズを使い続けています。




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■■■スペック■■■

●鍵盤部
・YAMAHA MOTIF XF6
61鍵盤、FSX鍵盤、イニシャルタッチ/アフタータッチ対応
・YAMAHA MOTIF XF7
76鍵盤、FSX鍵盤、イニシャルタッチ/アフタータッチ対応
・YAMAHA MOTIF XF8
88鍵盤、BH (バランスドハンマー)鍵盤 、
イニシャルタッチ/アフタータッチ対応

●音源部
・音源方式 AWM2+アーティキュレーション機能
・最大同時発音数 128音
・マルチティンバー数 内蔵音源16パート、オーディオ入力パート(A/D、FW*) *1ステレオパート
・ボイス数 プリセット: 1,024ノーマルボイス+ 64ドラムキット GM: 128ノーマルボイス+1ドラムキット

●シーケンサー
・シーケンサー容量 約130,000音
・レコーディング方式 リアルタイムリプレース、リアルタイムオーバーダブ(パターンチェーン除く)、 リアルタイムパンチ(ソングのみ)※ステップレコーディングは搭載されておりません。

●サンプラー
・最大サンプル数 128ウェーブフォーム(マルチサンプル)、ウェーブフォームごとに256キーバンク 合計512キーバンク
・サンプリングソース アナログ入力L/R、ステレオアウト(リサンプリング) FW (別売FireWireエクスパンションボード「FW16E」装着時)
・サンプルデータビット 16bit
・サンプリング周波数 44.1kHz、22.05kHz、11.025kHz、5.5125kHz (ステレオ/モノ) <FW入力時 (別売FireWire拡張ボードFW16E装着時)> 44.1kHz固定
・サンプルフォーマット MOTIF XFオリジナルフォーマット、WAV、AIFF

●操作子 ピッチベンドホイール×1、モジュレーションホイール×1、リボンコントローラー×1、 アサイナブルコントロールスライダー×8、アサイナブルノブ×8、 アサイナブルファンクションボタン×2、データダイアル×1

●接続端子 OUTPUT L/MONO, R (標準フォーンジャック)、ASSIGNABLE OUTPUT L, R (標準フォーンジャック)、A/D INPUT L, R (標準フォーンジャック)、DIGITAL OUT、 PHONES (ステレオ標準フォーンジャック)、FOOT CONTROLLER 1, 2、FOOT SWITCH×2 (SUSTAIN, ASSIGNABLE)、MIDI IN/OUT/THRU、 USB (TO HOST, TO DEVICE)、AC IN、ETHERNET (100BASE-TX)、 IEEE1394 (別売FireWireエクスパンションボード「FW16E」装着時)

●寸法・重量
・YAMAHA MOTIF XF6
 幅 1,045 mm x高さ 122 mm x奥行き 391 mm、重量 15.1 kg
・YAMAHA MOTIF XF7
 幅 1,252 mm x高さ 122 mm x奥行き 391 mm、重量 17.2 kg
・YAMAHA MOTIF XF8
 幅 1,439 mm x高さ 168 mm x奥行き 466 mm、重量 28.9 kg

サンプリングCD・ムービー素材集LGR LABEL
http://www.lgril.com/



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テーマ:DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 - ジャンル:音楽

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